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医薬品、医薬部外品、化粧品

Meray Beauty Channel #23医薬部外品、化粧品、
どちらが効果が高い?

November 24, 2021

2021–22年の冬にローンチ予定のセレクタブルビューティーブランド・MERAY(ミレイ)。4種類のクレンジングから、わたしにぴったりなものを選ぶことができる「セレクタブルクレンジング」を販売予定です。

「MERAY Beauty Channel(ミレイ ビューティー チャンネル)」では、MERAY代表の柳本と、プランナーの山本が、MERAYの開発の裏側や、スキンケアや美容のさまざまな疑問について対談でお届けします。

今回のテーマは、医薬品、医薬部外品、化粧品のそれぞれの違いについて。化粧品と比較すると、医薬部外品の方が効果が高いように思えますが、実際はどうなんでしょうか。

柳本剛

やなさん = MERAY代表、柳本剛

山本あづさ

あづ = MERAYプランナー、山本あづさ

Meray Beauty Channel #23医薬品、医薬部外品、
化粧品の違い

あづ

あづ

今日は医薬品、医薬部外品、化粧品の違いについて教えていただきたいと思います。「医薬」という言葉がついているものの方が、なんとなく効果が高い気がしているのですが、実際どうなんですか?

やなさん

やなさん

確かにその印象はあるよね。1つ1つ説明していくね。まずは医薬品。医薬品は治療を目的としています。これは厚生労働省から有効成分の効果効能が認められているものになります。そして医師や薬剤師からの処方が必要です

医薬品

あづ

あづ

薬ってことですか?

やなさん

やなさん

簡単に言うとそうだね。治癒、治療ができるのが医薬品だね。

あづ

あづ

では医薬部外品は何ですか?

やなさん

やなさん

有効成分の効果効能が認められていて、「改善」「防止」ができるものだね。医薬品との違いは、治癒までは謳えないということ。

医薬部外品

あづ

あづ

化粧品はどうですか?

やなさん

やなさん

化粧品は、効果効能が出てはないけないものになります。

あづ

あづ

そうなんですか!?

やなさん

やなさん

そう! 化粧品で効果効能を謳ってはならないし、効果効能があってもだめなんだよね。基本的には効果効能を謳えるのは医薬品や医薬部外品になります。

あづ

あづ

では化粧品ってどうことなら言えるんですか?

化粧品

やなさん

やなさん

「清潔にする」「清潔に保つ」というのが化粧品に求められることです。

あづ

あづ

ファンデーションも化粧品だと思うんですが、清潔にしているわけではないですよね?

やなさん

やなさん

見た目を整えるという意味での清潔に当たるね。整えることや美しくする、健やかにする、というのも化粧品でできることなんだよね。

Meray Beauty Channel #23効果が高いのは
医薬部外品とは限らない

あづ

あづ

化粧品と医薬部外品を比較すると、医薬部外品は「改善」を謳えるので、化粧品よりも効果が高いということですか?

やなさん

やなさん

正直、化粧品と医薬部外品でどっちの方が効果が高いかは測れないんだよね。なぜかというと医薬部外品ではその有効成分の配合濃度が厳密に決められているので、効果が認められる有効成分でも、規定以上配合してはいけないんだよね。その有効成分の比率を気にせずに配合できるのが化粧品。

あづ

あづ

えー! そうなんですか!

化粧品と医薬部外品でどっちの方が効果が高いかは測れない

やなさん

やなさん

化粧品であれば配合濃度の縛りがないので、医薬部外品より高濃度にできます。でも効果効能を謳えないんだよね。ただ、医薬部外品よりも高濃度に配合されていた場合、化粧品の方が効果を感じられることも全然あり得る話なんです。なので、効果効能を謳えるのは医薬部外品だけど、実際の効果の実感はどちらとも言えない。

あづ

あづ

それ知らない人多いですよね。医薬部外品とついているだけで、化粧品よりも効果が高いというイメージがあるので、医薬部外品を選んだ方がいいと思っていました。

やなさん

やなさん

言いづらい部分ではあるんですけど、医薬部外品だと縛りが多い中で、化粧品の方が自由に作ることができます。なので化粧品の方が、効果効能を高く作ることができるんだけど、効果を謳うことができない。だから化粧品は使ってみないとわからないんです。

あづ

あづ

例えば、毛穴をきれいにしたいと思っている場合、毛穴がきれいになると謳っている医薬部外品と、あまり謳っていない化粧品では、化粧品の方が毛穴がきれいになる可能性があるということですか?

医薬部外品と化粧品では、化粧品の方が毛穴がきれいになる可能性がある

やなさん

やなさん

その可能性があります!

あづ

あづ

そうなんですね! 医薬部外品の縛りがあるというのは安全性という面を考慮してということですか?

やなさん

やなさん

そうですね。厚生省が決めている有効濃度を超えるとリスクがある可能性があります。それ以上高くするのは自己責任だったり、メーカーの責任になり、効果を得ることができる代わりにデメリットを負うことがあります。もちろん、有効濃度を高くしてもそこまでリスクのない成分もありますが、リスクが上がるものもあるので一概には言えません。

厚生省が決めている有効濃度を超えるとリスクがある可能性がある

あづ

あづ

安全性にすごくこだわりたい人は医薬部外品の方がいいということですかね?

やなさん

やなさん

そうですね。ある程度効果がでて、安全に使いたいということであれば、医薬部外品がいいですね。

あづ

あづ

ただ、効果をより求めるのであれば使ってみないとわからないということですね。

やなさん

やなさん

そうですね。だから化粧品はクチコミとかユーザーの意見で「こういう効果がある」というのが広がることはよくありますね。メーカーが謳えないことをユーザーが代弁してくれている感じ。

あづ

あづ

これは面白い! これから化粧品を選ぶときは、目的に応じて医薬部外品と化粧品を選んでいくのがいいですね。

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